2009年7月25日土曜日

ドライフード

ふっと、


思えば、8月22日からの遠征(Expedition)の授業(Mount Royal Collegeのカリキュラムの一環)まで1ヶ月を過ぎました。8/22からValhalla Provincial Park(British Colombia)に10日ほど行ってきます。


という事で、もうそろそろ食料の準備をしなきゃって思い、Dehydrator(脱水乾燥機?)を使って準備を始めました。この機械はCalgaryの自然食品店[Community]という所で、$129.99で売っていて、友人と半々で購入。構造は、下に乾燥した空気を送って湿気を取る本体があって、その上に4つの層があって各層にドライフードにしたい物を並べていきます。
今回は、下からチリビーンズ、バナナ&マンゴー、赤&黄ピーマン、ネギという感じで、初めてなので実験的にやってみました。というか、また乾燥中なので「やっています」の方が正しいか。で、10時間ほど経過した時点では、細かく切ったピーマン、マンゴー、ネギはかなり小さくなったけど、他のチリやバナナはだいぶまだかかりそうな感じです。薄く、小さく切ることが一つのコツなんだろうなぁ。

という事で、完璧小さくなったら、またBlogにUpしていきたいと思います。あー、しかし、食べたいものが軽ーく、小さくなるなんてマジすばらしい発明。うー、あんな物やこんな物も・・・食べたいものがどんどん浮かんできます。

2009年7月22日水曜日

Planet X

ふっと、


思い出すたびに一人笑いしてしまいます。素晴らしすぎてです。決して怪しい人ではありません。


一昨日、昨日共にPlanet Xというクライミングエリアに、Red River Gorgeでお世話になったAさん夫妻、いつもお世話になっているABさん、更にCanmore ClimberのBurnyと共に行ってきました。まだ未公開のエリアなのですが、TABVAR(The Assosiation of Bow Valley Rock Climbers)のウェブサイトにてトポが掲載されています。アプローチはCougar Creekというクライミングエリアのパーキングと同じ所からスタート(ガイドブック要参照:Sport Climbs in the Canadian Rockies)。1時間ひたすら歩いたら着きます。長ーい時間かけてわざわざ登りに来る価値があるのか?と思ってしまいますが、その価値大有りです。マジ、感動するほどでっかーい壁です。70~80mロープ必須の好&高ルートがあり、まだまだ開拓途中って所に、今後の可能性を大いに感じます。で、今回、そのエリアの前のCanadian ForksってトコでWarm Upをしたので、そこを含めて登ったルートは:

Canadian Forks
Some Can Whistle (10c FL)
Phlogiston (11c HW)

Planet X
Shooting Star下部 (10a/b? FL)
Shooting Star (12d RP)
The Hot Gates (13a HW)
Meconium (12a HW)

いやぁ、マジやばいです。World Classのクライミングです。僕の中ではカナディアンロッキーで一番すばらしいエリアだと思います。その中でも、Shooting Star(12d)とMeconium(12a)はホントすばらしいルートです。5つ星です。
Shooting Starは下部終わった後からアンカーまでが勝負で途中2箇所レスト出来るところがあるのでそこで如何に休めるかがポイントになると思います。
Meconiumはドロー回収のためトップロープで登ったのだけど、それでも素晴らしかった!取り付きからアンカーまでとにかく一定の難しさが続きます。まさに12a以下でも以上でもない、ロッキーで登った中で一番良い12aです。ホントお奨めです。

そんなこんなのPlanet X。もしロッキーでクライミングをするなら行って損はないエリア。長ものが得意って人でもそうでない人も是非一度訪れてはいかがでしょうか。

写真:
上はPlanet Xの中心部の写真。壁のでかさがあまり伝わらないのが悔しい・・・。下の写真はMeconiumを登るNさん。

2009年7月20日月曜日

ヤバイヨ!マテ茶

ふっと、


手に取ったクライミング雑誌に紹介されていたお茶を最近飲んでいます。


その名はYerba Mate(ヤーバ マテ茶)。南アメリカは、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルの先住民グアラニ族に伝わる飲料で、当地では「The Drink of the Gods (神々の飲物)」とも呼ばれています。で、マテ茶の特筆すべき点は、

その1:クリス シャーマが飲んでいる 
今現在世界で一番ハードなスポーツクライミングのルート(5.15b)をいくつか初登するくらいの人が愛飲しています。う~ん、こんなNobuみたいなミーハーな人が多いからJリーグカレーみたいなのが売れるのかなぁ・・・。

その2:ビタミン&ミネラル豊富&アミノ酸
24のビタミンとミネラル&15のアミノ酸を含むそうで、主なものではビタミンA, C, E, B1, B2, B3, B5, B Complex、カルシウム、亜鉛、鉄分、マグネシウム、カリウム、マンガンなど。日本マテ茶協会によると有効成分は100cc.中にそれぞれ
        マテ茶   ウーロン茶  杜仲茶
カルシウム  17.1mg   0.6mg    2.2mg
マグネシウム 13.0mg  1.09mg    0.59mg
亜鉛      0.82ppm 0.26ppm   0
鉄分      0.59mg  0.03mg   0.02mg
食物繊維   0.9%     0        0
                                          参照:日本マテ茶協会
含まれているようですが、マテ茶は他の健康茶と呼ばれているものよりかなり良いことが分かりますねー。ちなみに、ミネラルが豊富なのはアンデスの火山層による土壌で育つことが一つの要因だそう。別名「飲む野菜」とも欧米では呼ばれています。

その3:さまざまな効果が期待されている
期待されている、あるいは効果があるとされているものでは、
  1. エネルギーまたは集中力の持続: キサンチンアルカイドとカフェインの相乗効果により、持続的なエネルギーの供給がなされる。臨床報告によると、カフェインに対して敏感な人でもより明らかな効果(シャキッとするなど)は感じられるものの、その他の副作用(神経過敏、頭痛、胸焼けなど)はみられない。
  2. 乳酸の抑制!!:マテ茶は中枢神経系に働きかける効果があり、それにより時間をかけて有酸素的に炭水化物を分解し、エネルギーに変え、新陳代謝率が上昇する。新陳代謝の上昇により、体内貯蔵脂肪、カロリーの消費がより促進され、心臓効率が上がり乳酸の生成を妨げる効果が報告されている。
  3. ダイエット効果:デンマーク シャーロットランド病院で行われている肥満抑制テストで、マテ茶(Yerba Mate)、ガラナ(Guarana)、ダミアナ(Damiana)の混合成分(以下YGD)を使った45日間のプログラムが実施されて、YGDはゆっくりと胃内容物消化させ、その結果、胃膨満を抑制すると共に空腹感を抑制する。そのプログラム後も継続的なYGD摂取、エクササイズにより、体重の上下変化は見られなかった事が報告されています。
  4. 消化器系疾患の抑制:マテ茶摂取により、胆汁そして腸管運動が促進される事がアルゼンチンCatedra de Farmacologiaの研究チームにより報告されています。
                            以上Guayaki.com Health Benefitsの要約

難しそうな事つらつら書きましたが、いろんな良さげなことが報告されています。昔から良いと様々な土地で伝えられている物は今現在でもきちんと評価されるべきなんでしょうね。
しかし、まぁ、クライマーの永遠の課題「乳酸=パンプ」に効果があるなんてのは知らなかったー。マジで本格的に飲もーっと。
参考:
日本マテ茶協会 マテ茶の効果効能 http://www.matecha-kyokai.jp/

2009年7月18日土曜日

Prairie Creek

ふっと、


仕事場のBossから電話があってクライミングに行ってきました。


昨日、仕事前にCalgaryから45分ほどのKananaskisという所にあるPrairie Creekに行ってきました。Trail Headからはチャリで20分ほど。しかし、Nobuの愛用自転車「Lovely Purple号」はスプリングが付いていないので、まさに「腕」の見せ所でした。途中何度もハンドルを衝撃でもってかれて、トレイル脇の濁流となった川にダイブしそうになりながら(マジやばかった・・・)無事目的地に到着。岩場は、結構濡れていたのだけど、何個かトライしました。

Prairie Creek

Babe (11a/b HW)
The Mighty Expectation of Relief (12a RP)
A67 (13a HW)
Fagin's Fantasy (10b OS)

Bossの言うとおり、外岩のクライミングジムといった感じで、なかなか面白いエリアでした。今回は、A67を落とそうと思っていたのだけど、登っている最中に指がホールドからピーンってはじけ飛んじゃうことが多くて、RPは成りませんでした。ま、次回頑張ろうって思います。
しかし、何といってもお勧めは最後にやったFagin's Fantasy。これは、かなーり面白い!!なんもないスムースな岩肌に、でっかいガバ ホールドがちょうど良く配置されていて、まさにジムクライミング!今年一番のルートでした。Topからの眺めもなかなかよく、ちょうど、野の花が咲いていて、すばらしいView Pointでした。

もうすぐでカナディアンロッキーのシーズンは終わってしまうけど、少しずつでいいから、いろんなトコで登っていきたいなーと思ってます。

2009年7月13日月曜日

満たされるという事

ふっと、

思い出したことがあります。


昨晩Canmoreの友人と夕食を一緒にさせてもらいました。向かったレストランはCanmoreでもHigh Class(2007年にはCanadaのTop10 New Restaurantに選ばれるくらい!)の所でした。食事も、一つ一つ、嗜好を凝らされて大変美味しいものでしたし、バッググランドのミュージックもおしゃれで、内装も落ち着いた素晴らしいところでした。でも、何かこう心ここにあらずという感覚でした。

自分では、金額にビックリ!したからか(ビンボウ癖が・・・)と思っていたのですが、しばらくして落ち着いて考えてみたら、「本当に美味しいって感じられる物ってもっと身近にあるもんなんじゃないかな」っていう所で引っかかっていたんだと気付きました。敷居が高いものでもなく、畏まったものでもなく・・・。

ココで、その思い出したことを一つ。辻 信一の『スロー・イズ・ビューティフル』の中で紹介された藤岡亜美の『アマンタニ島のスローフード』より。

忘れられない味に出会ったのはチチカカ湖に浮かぶアマンタニ島。水道も電気もない、星のきれいな島で、ある民家に泊まった日の夕食だ。・・・日が暮れかける頃、船乗りのお父さんがジャガイモをかついで帰ってくる。土のついた小さなパパス。待ってましたとばかりにお母さんがかまどに火をいれ、夕食の支度を始める。あたりはちょうど暗くなり、調理の火の周りに子供たちが集まってくる。ケチュア語で家族の会話が始まる。学校の話とか船の話とかなのだろう、ひとりひとりの一日をシェアするのだ。(考えてみれば、こんなに情報が溢れている時代に、私は自分の家族が過ごした時間をほとんど知らないなぁ。)親子の会話。夫婦の会話。・・・私には何を話しているのか見当がつかない。それにおなかもペッコペコ。レストランならもうとっくに料理が出て食べ終わる時間だ。暖かい家族の団欒に感動しながらも、だんだんイライラしてくる。そんな「私の時間」は、古代文明の栄えた広い湖の上で、本当にちっぽけで、無力で、根拠がない。・・・やっと出てきたのはじっくり煮込んだジャガイモやニンジンや雑穀のスープ。いびつな素焼きの器に入っている。家族の時間まで溶け込んだ、とても暖かい味のスープ。・・・一ヶ月間、一度も日本に帰りたいなんて思ったことはなかったけど、その時ばかりは家族の顔が思い浮かんだ。食卓、それは多くの物語でできている。
僕はココCanmoreでこんな夕食をなんども食べさせてもらった記憶があります。ヘトヘトになるまで、登ってきてから食べた食事。ちょっと、雨が降って、登れずにマッタリしてしまった時の食事。彼、彼女の腕はもちろんスゴイのだけどそれだけじゃない、暖かい何かがしみこんだ味がして、うちの父からの遺伝でもある「一人でいるっ子政策」で過ごしてきたNobuにとって、とてもやわらかーく、満たされた時間だった気がします。

どんなに高価な食材で作られ、彩られた食事より、Nobuは思い出のつまった、「物語でできた」食事がダイスキです。自分の家庭も、こういう時間が流れるものになるといいな。


文献:
辻 信一 『スロー・イズ・ビューティフル―遅さとしての文化』 第七章「さまざまな時間」 (平凡社)

2009年7月4日土曜日

Korean Pancake作りました

ふっと、

立ち寄った韓国食材店で、粉買ってきました。


Calgaryにあるそのお店で、Korean Pancake、そうチヂミの粉があったので、買って来てつくってみました。またしても、Nobu的野生の勘で・・・。

材料:(中ぐらいのフライパンで3枚分)
粉 (2カップ)
水 (2/3カップ×2)
ねぎ (細いやつ4本)
たまねぎ (巨大なやつ1/4)
えび (7匹)
七味唐辛子 (スプーン3杯)
料理酒 (適量)
タレ (この前のぎょうざのタレにコチュジャンを混ぜてみました)

前回のぎょうざと違ってちゃっちゃっとできてしまった。何せ、粉とかして、短冊切りしたねぎ、たまねぎ、えび、七味を混ぜて焼くだけ。はやー。味もなかなかいけてたけど、もう少しねぎとか足して生地を薄くこんがり焼けたらGoodなんだろうなぁ。しかも今回はちょっと焦がしちゃったし・・・。
ということで、野生の勘を発揮することなくあっという間に出来てしまったので、次は何かもうちょっと出来るか、失敗かギリギリの料理に挑戦しよっと。

2009年7月3日金曜日

ぎょうざ作りました

ふっと、

たまに食べたくなるときがあります。


前にぎょうざの皮を買っておいたので、久々に作りました。ルームメイトがVegetarian(肉は×、魚貝類は○)なので、エビぎょうざを作る事に。無謀にもレシピ無し、Nobu的野生の直感で挑戦。以下がその材料。

<ぎょうざ>
キャベツ (Leaf 6枚くらい)
ねぎ (ニラの代わりに。小さいやつ2本)
にんにく (2欠片)
しょうが (親指大のやつの半分)
エビ (ブラックタイガー10匹)
卵 (M玉1個)
市販の皮 (何枚あったか忘れたけど多分40枚くらい)
塩 (2つまみ)
コショウ (少々)
料理酒 (少々)

<タレ>
しょうゆ
すし酢
ごま油 (以上全て適当)

普通どおりキャベツを細かく切って、塩ふって、水きって、後はねぎ、にんにく、しょうが、エビ(料理酒と共に解凍+コショウ)を細かくしてまぜまぜ。つなぎに卵を入れまぜまぜ。
後は、具を皮に入れ、ごま油で焼いて終了。

蒸されたエビとキャベツがこんがり焼かれた皮に包まれてなかなかでした。卵をもう少し増やしたらもちょっとフワッとするのかなぁと思いますが、ま、旨かったので良しです。

野生的直感が今回は無事当たってくれて、食えるものが出来てほっ・・・。しかし、ハズレる事ばっかなので、これからは、ちゃんとめんどくさがらずにレシピ見て、もっといろんなものが出来るようにならんと!花婿修行はまだまだ続きます・・・。

2009年7月2日木曜日

プチ合宿

ふっと、

気付いたらあっという間に4日間は過ぎてしまいました。


4日間お休みがあったので、Canmoreでクライミングのプチ合宿してきました。いつもお世話になっているabさん、Hさん&Tさん夫妻と登りに。量はそんなに登れなかったけど、集中して取り組めたので良し!エリアはHeart Creek、Grassi Lakesでのルート、Big Rocksでのボルダーリング。

ルート&ボルダーリング: *(OS;オンサイト、FL;フラッシュ、RP;レッドポイント、PP;ピンクポイント、HW;宿題になっちゃったやつ)
Heart Creek
  • Masterbretter 11b(OS)
  • Les Nuages 10d(RP)
  • May the Funk be With You 13b(HW)
Grassi Lakes
  • Raw 12a(RP)
  • Lush 12a(RP)
  • Voice of Fire下部 10+(RP)
  • Le Nettoyeur下部 10(RP)
  • Le Nettoyeur 12a(HW)
  • Nice Try 12d(RP)
  • Rhymes with Orange 10c(FL)
  • A Bold New Plan 11a(RP&PP)
Big Rocks(トポ無しで名前不明)
  • V2(RP)
  • V5(HW)
  • V7(RP)
今回の成果として12dが落とせたのと、宿題だったV7が合宿最終日に余裕もって(精神的には余裕じゃなかったけど、体力的にあと数手あってもいけたという意味で)落とせて、成長を感じれてよかった、よかった。ただ13bの核心部はなかなか上手く行きそうにないなぁという感じ。ま、まず13a2本ぐらい落としてから、また気分新たにトライしたら出来るかも・・・希望的観測かなぁ。ま、とりあえず、あと2ヶ月でシーズン終了。しっかり登って、来年もっと上目指せるように頑張っていきまーす!

あ、あと、H&Tさん夫妻とのCanmoreでのクライミングは(おそらく)最後になっちゃって、帰ってきてそれを実感してて、ちょっとしんみりなnbです。8月にSquamishで一緒に登る予定なので、その時、もうちょっと悔いの無いよう一緒に登ろうって思っています。しかし、まぁ、出会いと別れは付き物とはいえ、なんとも、さびしーい。今後はもっと周りの人との一瞬一瞬を大事にしていこうっと。

*オンサイト:いきなり取り付いて完登すること。
フラッシュ:ルートの情報をもらったり、他人の登りを見てから、完登すること。
レッドポイント:1回目で落て、2回目以降で完登すること。又は、以前登ったルートの完登。
ピンクポイント:トップロープで完登すること。