2009年8月18日火曜日

Squamish レポート④

ふっと、


気付けば、もうこのSquamishトリップは終了となりました。


8月1日から8月18日までの18日間、CanmoreのCさん、BanffのMさん、そして、いつもお世話になっているH&T夫妻、最後になってしまったけど、ここSuqamishでずーーーっと良くしてくれたMさん、皆さんのおかげで、無事大きな怪我も無く終われました。

前回の投稿から付け足すと、11日はMurrinというクライミングエリアに行ってきましたが、その前の雨で岩が完全に濡れ濡れ・・・っていうのもあったけど、クライミングジム疲れが抜けきらずに登れなかったのがホンネでした。

翌日の12日はMurrinで今回の目的だったYouth Gone Wild 12aと2001 13aをトライ。結果からいくと・・・

両方ともからーい!むずーい!

12の方は、意地で登りきりましたが、13の方はもうあと5年はかかります。最初の激クリンプ&激ガストンの核心部分を先ずどうにかしなくてはならなく、ルーフのセクションは、ガバホールドが取れて地元の人曰く、最低13bの課題になったとのこと。マジで凹みました。例えるなら、想いをよせる女性に自信満々で告白して、フラれるどころか、冷たくあしらわれた感じ。このトリップ中で、最大の凹みピークを迎えた瞬間でした。しかし、その晩はSquamishのMさんお手製のフィッシュフライを堪能。単純なもので旨すぎて、気落ちしていたのから完全復活してしまいました。

翌13日は完全にザーザーぶりのお天気で強制休養。この日ぐらい雨が降ると逆に気持ちよく、お天気に振り回されながら登っていたので、気持ちを落ち着ける事ができました。この晩は、翌日からの合宿のため、Mさん宅の最後の晩だった(かと、思っていた)ので、Hさんお手製のマカロニグラタンが晩御飯に。マジ2日連続で幸せの絶頂を迎えてしまいました。

翌14日から17日までChekamus Canyonというスポーツクライミングのエリアで合宿。フリー(水なし、トイレにいたっては便器が半壊でなかなか趣がある)キャンプ場で泊り込み。登ったルートは、

08.14.09
+Forgotten Wall
??? Shaggy 5.9 OS
+Toxic Lichen
Mrs. Negatives 12a OS
+The Circus
Face the Music 12a OS

08.15.09
+The Circus
Pig Farm 10a OS
Kigijiushi 10c Repeat

08.16.09
+Forgotten Wall
Bullet the Blue Car 10d FL
Trunk Monkey 12a OS
From Beneath You It Devours 12c OS

08.17.09
帰宅

となりました。何回もトライしていたHeifer Down12dは結局落とせませんでした。その晩も正直、それについて考えてて、全然眠れず今日を迎えてしまいました。
疲れはもちろんあったのだけど、何か、こう、体の底から出す力+集中力=得体の知れない力が全然でなかったです。でも、自問自答してて思うのは、登る前、登っている時、登った後、その一瞬、一瞬で諦めが無かったか。自分の弱さみたいなものに飲み込まれなかったか。何かほかの要因のせい、転嫁していなかったか。どれも、当てはまってしまい、クライミング力というより、人間としての弱さが出てしまった気がしています。

今回のトリップでは、一人でのトリップ時とはまた違った視点から自分の内面を見ることが出来た気がします。また、気の許せる、本当に尊敬できる人達に囲まれて、フラストレーションをためずに生活できた事がありがたかったです。不思議と、一晩悶々と過ごした今朝はスッキリしてて、また来年に向けて地道に少しずつ成長してくよう心がけようと思えるようになっていました。

背伸びせず、しかし、自分のギリギリのラインで常に挑戦できるクライミングを来年に向けてやっていきたいと思いつつ、今回の旅は終了。

明後日からは次のValhalla州立公園での2週間弱の授業。山谷にこもりまくって、またなんか発見してきまーす。

写真:左上から2001の激クリンプ核心&幻のホールドを取りにいったトコ。右上からフィッシュフライ、マカロニグラタン、そしてMrs. Negativeを登るTさん。

2009年8月11日火曜日

Squamish レポート③

ふっと、


見上げた空から雨粒が落ちています。



そんな感じのお天気なので、一昨日は、完全レストを決め込んで、ゆったりし、夜はギョーザ食べちゃいました。これまたちょージャンボでした。
で、翌日はSquamishから近いあのスキー&ボードで世界的に有名なWhislterの町に行ってきました。ここにクライミングジムがあって、最初は「壁にある課題全部落としてやる!」っていきがっていたのに、結局whislterのジムの洗礼にあってあえなく敗退。7時間たってヘトヘトになってしまいました。やっぱり、謙虚な姿勢で臨まねばなりませんね。
話しは変わって、町の方に移りますが、ここWhistlerは完全なリゾート地なのですが、Nobuの個人的な意見ではBanffよりいいところのように感じました。というのも、Whistlerはかなり開発されているのにちょっと道を外れると落ち着けるような空間があったり、小道がはしっていたりして、迷子になることが好きなNobu的に、なかなか良かったです。
またBanffと比較してしまうのですが、Whistlerは何かこう、吹っ切れた感があるというか、「俺はリゾート地として生きていく」みたいな感じがして逆に良かったのですが、Banffは何かこうどっち付かずと言うか、国立公園としてやっていくのか、リゾート開発の波にのっかっていくのか決めかねている感じが・・・。前者は開発の中に自然保護としての制約があって、後者は自然保護の中に開発がある感じもしました。その辺の優柔不断さが「町の芯」みたいなもをブラしているそんな感想をふと抱きました。
街づくりに興味があるNobuには非常に勉強になる観光でした。雨の日もまた、なかなか良いものですなぁ。

2009年8月9日日曜日

Squamish レポート②


ふっと、


空を見上げると、うす―い雲がかかっていたり、雨雲がモクモク出ていたりする日がここ何日か続いています。

そんなこんなで、雨を避けるためにSquamishに住んでいるMさんの家に泊めさせていただいています。Canmoreでいっっっつもお世話になっていたH&Tさん夫妻に助けていただいてここに住んでいます。寝場所だけじゃなくて、ご飯も作ってもらってて、この写真の広島お好み焼きもおいしーく、ペロッといただいちゃいました。

翌日は、ちょろっと、Boulderingしに行き、Calgaryの時一緒に登っていた仲の良いJohnと会って、一緒にセッション。ほんとに良い奴で、久しぶりに会えてうれしかったー。



で、その翌日の今日は完全レスト日。Hさんの穴が開いてきたシューズを試しにStelth Paintというリソールキットで修理。明日ちゃんと乾いたらどうなるのか・・・ヤスリがけしてパーフェクトになるといいなぁ。
ってことで、休みの日もおいしーく、楽しーいSquamishです。

2009年8月7日金曜日

Squamishレポート①

ふっと、


気付けばもう6日間ココSquamishにいます。


7月31日に仕事が終わり、その日から計12時間くらいかけてBritish Colombia州にあるSquamishという所に出かけ、クライミングをしています。ということで、今のところ登ったのを一応Upしておくと・・・、

08・01・09
+Titanic
Titanic V3 RP

08・02・09
+Thighmaster
Choss-A-Block V2 OS
Black Mark V4 RP
+Superfly
Superfly V4 RP
Centre Slab V3 RP
+Black Dyke
Black Decker V3 FL

08・03・09
Easy Chair V4 RP
Swank Stretch V5 RP

08・04・09
+Forgotten Wall 
The Incredible Journy 5.12a RP
+Foundation Wall
Mystery 5.9 OS
In Your Face 5.9 OS
+The Main Event
Cupola Rebuff 5.11b OS
Dark Don't Lie 5.11a FL
Kigijiushi 5.10c FL

08.05.09
+Conroy's Castle
Charlotte's Web 5.9(OS), 5.7(PP)
+Forgotten Wall
Creeping Right 5.10d OS
Creepy Crawlers 5.11a FL
+The Circus
Pet Taxi 5.11a FL

08.06.09
+Easy Chair
Lounge Act V6 RP

08.07.09
+Viper
Phat Slab V6 RP
Cheese Grater V1 FL

以上。っていう感じで登っています。ボルダーリングでは、スラブ壁(垂直より傾斜の緩い壁)にはまっています。というか、今だあまり好きではないのですが、静かで、神経を研ぎ澄ませて、己との対話する、そんなクライミングはすばらしいなと感じています。
ただ、ルートの方で、なかなか自分のクライミングができずに少しイライラ&凹んでいます。ま、クライミングトリップに出たら最初の一週間は岩質、その地域のクライミングに慣れるので精一杯という傾向が自分の中であるので、気持ちを落ち着けて、残りの期間でじっくりやって行きたいと思います。
という事で、これから5日ほど雨が降ってしまうのですが、残り3日ぐらいのクライミングで、目標の5.13aを落とし、この前もう少しだった5.12dを必ず落としたいと思います。とにかく、自分の意識を高め、集中して登っていきまーす。

話し変わって、ちょっと感動した事を一つ。SquamishにあるDream Catcherという5.14dのルートがあるのだけど、実際見てみて感動しました。

きれいなスローパーっぽいエッジがすごくかぶっている壁を伝って空に伸びていて、ホントきれいです。登れなくても、このルートを見るだけですごく良い刺激になりました。Squamishに来たらぜひ一度訪れてみて下さい!

写真:上はIll Communication 5.13aで、下はDream Catcher 5.14d。