2009年6月21日日曜日

もう夏ですね

ふっと、

気付けばもう7月になります。


こちらカナダはまだまだ肌寒かったりしますが、日本はもう暑いのでしょうか。

そんな事を考えていたら、Blogで「金魚」を飼えるって分かったので、避暑も兼ねてはじめました。水槽の上にマウスを置いているとたまに金魚が「ワー」って集まってくる事があります。その時はクリックして餌をあげてやってくださいまし。

金魚といえば小学校の頃飼っていた金魚の「太郎」。最初は小指大ほどだったのに15cmぐらいまで大きくなりました(マジ嘘みたいにでかかった・・・)。最後はおそらく寿命を全うして死んでしまったのだけど、ペットの中で一番印象に残っています。

この子達も大きく育ってほしいものです。

2009年6月19日金曜日

ACMGカード!!

ふっと、

気付いたらACMG(カナダ山岳協会)からIDカードが届いてました!



1月に受けたジムのインストラクター資格と、この前受けたアウトドアのインストラクター資格の証明書が届き、それと共に山岳協会のピンバッチもついてきました。写真を見てもらうと分かるのですが、証明書の左側にどの資格を取ったかが記されています。下の方に行くと、Alpine Guide、Ski Guide、Mountain Guideの項目が続きます。Mountain GuideになるにはRock Assistant, Alpine, Skiの各試験を合格しなければならなく(チャート参照)、長ーい道のりです。

これらとは別にインドアのインストラクター(level 1~3)、アウトドアのインストラクター(TRCI)、ハイキングガイド、ワイルダーネスガイド(バックパッキングガイド)などがあります。当面の目標はインドアのLevel 2と、ハイキングガイドの資格の習得を目指ざそうと思います。マウンテンガイドは・・・考えていませーん!!

合格までに・・・

Rock Assistant Exam:$1,700
Alpine Assistant+Alpine Exam:$4,400($2,200+$2,200)
Ski Assitant+Ski Exam:$4,300($2,150+$2,150)
計$10,400 日本円にして88万2000円也!

が最低かかります。これ以外にトレーニング、道具、移動などが加わるから更に100万は・・・消えます。更に年数も相当かかるし、スキルも相当要求されるので、これら全てから、Mountain Guideは非常にリスペクトされた存在です。

しかし88万って・・・うまい棒8万8千個分。Nobuが生まれてから今まで毎日食べてようやく終了(一日9本で26年分)。

この意味でもすごい・・・。

チャート:
ACMG (2008) Flow Mountain Guide. Retrieved June 19, 2009 form http://www.acmg.ca/03public/courses/mountainguide.asp.

2009年6月18日木曜日

Last 3 weeks...その2

ふっと、

気付かなくても、Blogの更新が追いついていない状況です。


ということで、最近のExcitingな事から報告します。1ヶ月ほど前にお気に入りのクライミングシューズを少々改良してもらいにカルガリーのアウトドアショップにもって行きました。そのシューズがようやく出来上がったみたいなので取りに行きました(実のところ、1ヶ月もかかるものではなく、ただ単に忘れられてたみたい・・・で、しょうがないからお店でミシン借りてnbも縫ったりしました)。
で、これが改良版。







知らない人は分からないと思いますが、La SportivaのVenomにベルクロ(黒のストラップ)がつきました。

マジ感動!

*ヒールフックも完璧に決まる!

しかもオリジナル感溢れる!

一ヶ月も放置してしまったって事で$14でやってくれました。高いのか安いのかビミョーな感じですが、とりあえず思い通りになったし、履き心地も最高なのでThank youです。


続いては、今年の夏の一つ目の目標達成について。5月29日~31日&6月6日~7日の2週末にわたって、ACMG(カナダ山岳協会)のTop Rope Climbing Instructor(TRCI)の試験を受けてきました。今年一月に受けたインドアクライミングのインストラクターに次ぎ、アウトドアのインストラクターの試験です。ま、結果からいくと、

合格!

クライミング仲間や、ジムの同僚からは「ま、当然でしょー」みたいな感じで驚かれなかった・・・けど、結構大変だったんですよぅ。実技と筆記の形式で非常に勉強になりました。普段、Recreationでやるクライミングとは多少違い、この試験はInstitution(いろんな団体、クライアント)に提供するクライミングとして、リスクマネージメント、トレイルマネージメント、*2LNT(Leave No Trace)やアンカー(安全支点?)システムなどの試験項目があります(具体的な試験項目は後日アップします)。

今後この資格が自分のキャリアでどのように活かされていくかは未知数だけど、それとは別にクライミングの素晴らしさを、安全に、より楽しめるようにするにはどうしたらよいかを考える事が出来た6日間だったので非常に充実していました。

次の夏の目標は・・・クライミングで8a(5.13b)の完登。どこまで近づける分からないけど、ガンバりまーす。

*1ヒールフック:クライミングのテクニックの一つで、足のかかとをホールドにのせて、体勢を維持したり、壁に体をひきつけたりする時に用いる。
*2LNT:Leave No Traceという、団体が提唱、促進する環境に優しいアウトドア活動の指針。日本の「訪れた場所を以前より綺麗にして帰る」考え方に通じる。

2009年6月11日木曜日

エコツーリズム調査報告その2

ふっと、

気がつけば、意外と知られていない事もあるみたいです。


前に報告したエコツーリズムについての調査に続き、今回も少し気になった部分について報告します。質問の最後の項目で「旅行業もしくは観光業と、エコツアーについての違いは何かと思われますか?(ご存知の範囲、推測でも結構ですのでお答え下さい)」というものがありました。この項目について考察します。

この質問に対する回答について:
旅行業に対する考えとエコツアーに対する考えの違いについてさまざまな意見がみられました。右上段のグラフは観光業について、下段はエコツアーについてのイメージや、エコツアーとは何かについてをいくつかのカテゴリーに分けたものです。
観光業についてはダントツで
  • Profitability(利益主義)
  • Use of pre-existing feature(テーマパークなど、人為的に作られた環境)
  • Passive experience(受動的な体験)
といった考え、イメージがあるようです。
エコツアーでは、多様な意見がみられますがその中でも
  • Natural conservation(環境保護)
  • Low impact travel(環境に優しい旅行)
  • More responsibility(より大きな責任)
  • More active, hands on(よりアクティブ、直接体験、体験のユニークさ等)
  • Nature based(自然の環境下で)
といった意見が多く、やはり「エコ」が示すように自然に関わりのあるツアーであるとの認識がされているようです。しかし、多くの回答者が推測、イメージで回答しており、しっかりとした定義が認識されておらず、一般的に浸透しているとは言い難いのが現状のようです。

それでは、エコツーリズムとはいったいどんな風に定義されているのか見てみましょう。80年代後半からエコツアーの必要性は議論され、90年代前半にいくつかしっかりとした定義が見られ始めました。1993年にCeballos-Lascurainにより、「*1エコツーリズムとは環境を考慮しつつ、手つかずの自然や過去から現在に至るいかなる文化の形態を、楽しみ、学び、認識し、(その体験により)環境保護を促進し、旅行者による影響を最小限にし、且つその地域住民の社会的、経済的参画をもたらすもの」(Ceballos-Lascurain 1993) と提言し、その3年前の1990年には現在のThe International Ecotourism Society(TIES)が設立されたりしています。そのTIESによるエコツーリズムの理念としては、
  • Minimize impact.(影響の最小限化)
  • Build environmental and cultural awareness and respect.(自然環境、文化への認識、畏敬の念の確立)
  • Provide positive experiences for both visitors and hosts.(旅行者また受け入れる側、双方へのより良い経験の供給)
  • Provide direct financial benefits for conservation.(自然保護への直接的な金銭供給)
  • Provide financial benefits and empowerment for local people.(地域住民への経済、労働機会の供給)
  • Raise sensitivity to host countries' political, environmental, and social climate.(受け入れ国の政治、環境、社会情勢に対する訪問者の配慮の向上)          (TIES 1990-2009)
を挙げています。これらの事を総括すると、エコツアーは自然環境のみならず、文化、経済そして社会、これら全てを同等に配慮した「旅」の形態と言えます。エコ、エコと自然保護が大前提で地元住民の経済状況を無視したプログラムなどはこのエコツアーの定義からは外れ、またその逆の経済効果偏重のプログラムもまた除外されます。しかし現実はさまざまなプログラムが「エコツアー」の名を借りて行われているようです。
今回のアンケートの回答の一つをここで紹介させてもらいますが、

「(エコツアーの共通認識の不十分による)状況で、言葉の持つよいイメージだけを借りた質の低いツアーが提供されるような事態が万が一続くと、旅行者の信頼を損ね、いずれはエコツアー全般が一過性のブームで終わる結果になってしまう危険性があるのではないかと危惧しています」

との指摘がありました。まさにその通りだと思います。認識度の低い現状況では、選ぶ側一人ひとりの予備知識が責任あるプログラム、また、エコツーリズムの共通認識を創り上げていくものであり、Nobu自身もまた、しっかりとした、正しい情報を多くの人と共有する責任を感じています。

参考文献:Ceballos-Lascurain (1993). Definitions and Principles of Ecotourism. Retrieved from Mount Royal College ETOL 2401 Blackboard Web Site: http://courseware.mymrc.ca/webapps/portal/frameset.jsp?tab_id=_2_1&url=%2fwebapps%2fblackboard%2fexecute%2flauncher%3ftype%3dCourse%26id%3d_70817_1%26url%3d.

TIES (1990-2009). What's Ecotourism?. Retrieved June 10th 2009 from http://www.ecotourism.org/site/c.orLQKXPCLmF/b.4835303/k.C64B/What_is_Ecotourism.htm.

*1 原文: Ecotourism is environmentally responsible travel and visitation to relatively undisturbed natural areas, in order to enjoy, study and appreciate nature (an any accompanying cultural features – both past and present), that promotes conservation, has low visitor impact, and provides for beneficially active socio- economic involvement of local populations.

2009年6月9日火曜日

Last 3 Weeks...

ふっと、

したらもう3週間ぐらいたってました。


その間、外岩、仕事、ACMG(カナダ山岳協会)の試験などなど、色々ありました。その中で、先ず外岩出のクライミングについて更新しておきます。

2週間前にCalgaryから1時間Westに行ったCanmoreの近くのGrotto Canyonという所に登りに行きました。Caynonという事で水の浸食によって削れた岩が特徴的で、つるつるの岩肌に悩まされます。

の中である5.12aにTry。下部のセクションはつるつる、上部はテクニカルなスラブ(垂直より緩やかな傾斜の斜面)に悩まされ、数年ぶりにフラストレーションで叫んじゃいました。

ま、結局登れずじまいでしたが、新たな課題が出来てやる気も倍増。次ぎ行ったら落とします。ま、そんなこんななCanadian Rockyの夏を過ごしております。

*写真:下から見たルートの写真、上部のテクニカルな核心の写真(アンカーまであと一歩で何回落ちた事か・・・)と、渋めのNobu(友人に激写されちゃいました)。