2011年8月20日土曜日

カナディアンロッキー・最後の夏日・・・かなぁ

ふっと、


仕事に忙殺されると、忘れがちになります。



実は、今年のバンフ&カナディアンロッキーの8月はなかなか晴天に恵まれています。仕事中は室内にいるのでなかなかお天気を、外のちょっとした様子を感受することができません。なので、ついついこの幸せな事実を忘れてしまいがちです。

ちなみに、12時間前に見た天気予報は・・・



マークばっかり!!いつもなら、すぐに天気予報なんて変わってしまうのに、今の予報は・・・、


か、か、か、変わってなーい!!これはもはや、奇跡と言えるでしょう。それでもやはり、朝晩は冷え込みます。しかし、日中はお日様のおかげてポカポカ。今年と昨年の最高気温を比べてみると、


今年は、18日まで22℃以下の日は6日間。で、昨年の22℃以下の日は・・・


11日間ということで、今年の方が比較的暖かい日々を送れているようです。また、グラフから分かる通り、今年は昨年に比べ、日々の寒暖の差が比較的少ないようなので、この事もまた過ごし易く感じる一因なのかも知れません。

ただ、ここ数日はいきなり冷えたので、「もう俺の夏は終わった・・・」と高校球児のように涙を流していましたが、前述の通りもう少し暖かい日が続いてくれそうで嬉しい限りです。



もう少し、もう少しだけ、バンフ&カナディアンロッキーの夏日が続いてくれますように・・・。

2011年8月18日木曜日

積み重ねる事

ふっと、


振り返れば、過去が今に繋がっていると思う事があります。


今朝、仕事前の8時にバンフのRaven Cragにクライミングに行って来ました。自分のプロジェクトを完登しにいきましたが結果は、いつものようにアンカー直下の核心でフォール。なかなかこの娘はシブトク、口説き落とせません。


もう時間がないという焦り(ロッキーの季節上)

気温(2℃...)

起きてすぐにプロジェクト

数々の言い訳

そんな自分自身への幻滅

気持ちの揺れ

不毛なトライなのかという自問

なぜ今自分は挑戦し続けるのか

その答えはなかなか出てきません。

自分が信じるのは

「痛みや葛藤、迷いに耐えて出す一手の継続」

それが

まだ見ぬ日の完登という

自身への応えになるという事。




自問自答の日々、そしてその過程もまた楽しみたいものです。




2011年8月16日火曜日

レイクルイーズ VS ノブ・・・勝者は?

ふっと、


思い起こせば、前回訪れたのは2年も前になります。


夏の観光客で賑わうカナダの景勝地、レイクルイーズ。ここに一般の方の観光とはまた違った目的で訪れるのがクライマー達であります。

2年前初めて来た時は、当時想いをよせていた女の子と二人っきりでデート&クライミング!っとウキウキ気分で来ました。しかし、良いトコ見せてやろっという下心のせいか、全然登れず、散々な結果で帰ってきた、苦く、甘酸っぱい思い出の地。ということで、暫く自分の心の隅に放っとかれた場所となりました(笑)。

今回は、いつもお世話になっているカヨさん&マット君のお誘いにより、前回の敵討ち(?)ということで、いささか緊張しながら行きました。

結果からいくと、全く問題なく楽しく登れ(雨と雪が降ったりして、寒かったけど・・・)、なんだか拍子抜けしました。岩質が嫌だの、細かいホールドが苦手だのと勝手に思い込んで今まで逃げてきましたが、登れなかった最大の原因は完全なる下心のせいだった事が判明。

今まで君のせいにしていてごめんね、レイクルイーズさん。勝者も、敗者もなく、強いて言えば己の邪念に打ち克った者の勝利と言う事にでもなりますか。

ま、何はともあれ、素晴らしいクライミングを提供してくれる大自然に、いつも周りでnbを気にかけてくれる素晴らしい仲間の皆さんに感謝です。

ちなみに前日も、カナダのお姉ちゃんのアコさんと二人っきりで素晴らしいクライミング&お食事を共にさせてもらい、この週末は50時間を越える労働から心を癒してくれた素晴らしい2日間となりました。

Mystya 5.12bをさくさく登るMatt。
強し!
今や12aクライマーとしての貫禄すら
出てきたカヨさん。
カヨさんはLiquid Sky 5.11cを
がんがんトライ出来る様に
なったのですよねー。
ホントお強くなりました!!



みなさん本当にいつもありがとう!!

2011年8月11日木曜日

Patagoniaな8月

ふっと、


今自分が働いている環境に感謝せねばと感じます。


Patagonia Banffで働きはじめて、もうすぐで1年になります。自由に、自分の意志で働き、自分がこうした方が良いのではないかという事を素直に吸い上げてくれ、就業年数だけでなく能力を基に評価してくれる素晴らしい職場で働けています。

また、多少個性は強いですがw、素直で、働き者のスタッフと共に、信頼して働ける関係が築けている事も有難いです。そんなPatagonia Banffの8月の様子を写真と共にまた紹介したいと思います。

ボウ川にてスタッフ全員でラフティング。
マネージャー(店長)は
元ラフティングガイド。
パタゴニアには様々なバックグラウンドの
人々が集まります。
マネージャーとカスケイド山。渋いです。
川を下りながらフードゥーと呼ばれる浸食で出来た自然の造形物を
見る事が出来ます。
川からのランドル山の眺め。ランドルがいつもよりも壮大に観えます。
素晴らしい、マッターーーリとした夏の
一時を過ごす事が出来ました。
"Let My People Go Surfing"
(社員をサーフィンに行かせよう)
の精神が根付く、
Patagoniaならではのイベントでした。

8月の4日から夏のセールが始まりました。セールの始まる前から忙しかったですが、セールが始まってさらに忙しくなりました(当たり前かw)。ただ、より多くの方に多少なりとも購入しやすい値段で、すばらしい品質の物を使ってもらえる機会なので、なんだかこちらも嬉しい気持ちになります。

アシスタントマネージャーの一番の仕事はディスプレイ。
まだまだ勉強(&センス?)が足りない分野ではありますが、
日々試行錯誤して、しかし、楽しんでやっています。


我々のお店は、元々は本屋さんでした。
木をメインにしたお店だったので、
それを継続&活かして、
我々も木々のようにぬくもりのある、
そんな雰囲気を心がけています。
とまぁ、忙しい8月を皆で力を合わせて乗り切っている最中です。秋の香りをそろそろ感じはじめた今日この頃ですが、ロッキーの短い夏をパタゴニア・バンフ店の皆と共に和気あいあいと過ごしていきたいと思っていますし、またそんなアットホームで温もりのある雰囲気を来店される方々に感じて頂けたら嬉しいなぁと思っています。