2011年11月22日火曜日

ぼちぼち

ふっと、


ぼちぼち、頑張ろうって思ってきました。


クライミングの話です。ここ数ヶ月しばらくクライミングから遠ざかっていましたが、先々週から心機一転また始めました。今年のインドアのシーズンも継続して、ルートセットのお仕事もします。

さらに今シーズンはご無沙汰のコンペに出場してみようかなと思います。やるからにはトップを・・・と、威勢のいい事は言えません(涙)。自分なりの目標を持ってやりたいと思います。

ここしばらく仕事以外で期日を設けて、それまでに何かを仕上げると言う事を日常生活ではなかなか体験できていませんでした。コンペを通して、自分の心と体をしっかり準備して、どこまで行けるか、その過程を見て、そこから学ぶのも良い経験かも知れません。

コンペのスケジュールは以下の二つ。もう一戦出れたら行きたいな。
1. December 10th, 2011: Plastic Fest (The Vision, Canmore)
2. January 28th, 2012: Tour de Bloc (Calgary Climbing Centre)

最後に、ショーンが先日のワールドカップでついに優勝しました。

前たまたまカンファレンスで話した時、コンペのメンタリティーの固まりの様な人だなって思いました(外から見ればよくも悪くもとも感じましたが)。努力も相当していたから、本当に良かったと思います。次も頑張ってほしいものです。詳細は彼のブログを(Sean McColl Official Website)。

さー、まずは最初のコンペで30位以内目指すぞぉぉぉ!

2011年11月15日火曜日

Ventura Trip


ふっと、

思えばまたあの暖かい風が吹いているような気がします。


9日間の休暇から帰ってきました。場所は、カリフォルニアはべンチュラ。また、マイナーな場所に行ったのねと笑われそうです。実際、出発前にどこへ行くのと聞かれてベンチュラと応えたらみんな「???」って顔してましたけどw。

そんな???な皆さん。ベンチュラはパタゴニアの本社がある所です。知る人ぞ知るサーフィング・スポットがあり、チャンネル・アイランド国立公園への船が出る港町でもあります。さらには、生涯遊べると呼ばれているほどの可能性のあるボルダーリング・エリアもあり、海、山両方楽しめちゃう、静かな町です。

また、ショッピングの町サンタ・バーバラにも30〜40分で行けちゃうので、アウトドア派でない人も楽しめると思います。行きたくなりましたか?百文(聞)は一見にしかず、写真で紹介しましょう。
カルガリーからロサンゼルスへ。10月後半の
往復航空券は$350くらい。
ロサンゼルスから、
1時間半ほどでベンチュラにつきます。
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パタゴニアの本店。お店の他に、デザインや、
環境問題対策の部署、品質テストのラボなどの
オフィス、託児所が併設されています。
パタゴニアの初期に
作られていたシャツ。
品質に問題があったらしいが(笑)
捨てられなかったみたい。
パタゴニアの初期のフリース。
というか、アウトドア用品業界でも、
フリースがまだまだレアだった時代
のジャケット。ジャケットの発想は、
トイレの便座カバーからきています。
社員食堂。有機栽培の野菜がたっぷり!
食堂には託児所の子供達が、
お父さん&お母さんに会いに来てました。
オフィスのとある風景。基本的に、
個々の仕事場に壁はなく自由に意見交換が出来る
工夫がされています。
もちろん、社員の
サーフボード置き場もあります。
まさに
"Let My People Go Surfing"
の社風の通り!
同じ敷地内に託児所があります。
幼少時から、
自分で物事を考え
行動するよう、
教えているのが伺えました。
保育士さん達はとても、ゆったりと、
辛抱強く子供達と接しています。
まさにパタゴニアが始まった場所。
レプリカではなく本物。
シュナード・イクイップメントとよばれる、
クライミングの道具のメーカーとして
出発しました。
駐車場の屋根。
ソーラーパネルの日差しよけになっています。
本店の様子。
開放感のある広々としたお店です。
シュナード・イクイップメントの看板。
貴重な当時のクライミング道具。
革新的な道具を世に送り出していました。
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ベンチュラハーバーには沢山の船が停泊中でした。
この船一つ一つに航海へのロマンが感じられます。
ペリカンが飛びまくっています。

チャンネルアイランド国立公園が見えてきました。
ん?なんかバシャバシャしている・・・
ムム?何かいる!
おっ!まさか!
イルカでした。
大群が船と一緒に泳いでくれました。
5つの島からなる公園の
サンタ・クルーズ島に上陸。
この島の固有生物に会いに、世界中から人が来ます。
何もない海面に、いきなり雲が現れ、
あっという間に島にぶつかっていきます。
この島の独特の気象条件、また本土からの隔離により
さまざまな海洋生物、植生、生態系が共存し、
彼らにとってパラダイスとなっています。
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サンタ・バーバラは
スペイン色が色濃く残る町です。
オフシーズンなので、
午前中は比較的静かでしたが、
午後はやっぱり賑やかでした。
気持ちのよい海岸線。
サンタ・バーバラにある、
おすすめの”アルケミスト・カフェ”。
マクロビを中心とした、
体に優しい、
心に優しいお料理が楽しめます。
スパもあり。
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ベンチュラ・ピアと日暮。
来年もまた来ます。
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そんなこんなな旅でしたが、如何でしょうか?有名な観光地ではありませんし、シーズンオフでもありましたが、落ち着いた旅が出来る、良い町です。近くに来たら、是非お立寄を。

今回もまた、多くの人に助けられて、いろんな事を考え、学べた旅となりました。来年の5月にまた来る予定なので、パタゴニアの事中心になると思いますが、その時も報告したいと思います。



しかし、まぁ、帰って来たらバンフは−10℃になってました(涙)。ロサンゼルス発ったのが36℃だったのに・・・。また、寒くて、ながーい冬が始まります・・・。

2011年10月9日日曜日

昔ジーンときたお話

ふっと


昔見たビデオクリップを思い出しました。


アラスカ大学の4年生時、今後の進路について大いに悩んでいた時だったと思いますが、彼のスピーチを聴いて吹っ切れる思いがした事を覚えています。いろいろ良い事も、悪い事も言われていた人のスピーチですが、自分にとっては迷った時に励みとなり、力を与えてくれるお話でした。





スタンフォード大学の卒業式でのスピーチだったので、これから社会へ飛び出していく若者達へのメッセージをと、彼は考えたのだと思いますが、彼の示した3つのポイントは老若男女問わず、刺激となりうる言葉だと思います。このスピーチがあるからこそ今の自分があると言っても過言ではないかもしれません。




May your soul rest in peace...






参考:
http://tt.mop.com/read_10696277_1_0.html

こんなお墓では眠れない...と言うか眠らないだろうなぁ。Fatal Error Occurredって(苦笑)。しかもよく見るとiGraveなるアプリケーション・・・。まだ当分はゆっくり眠れなさそうですね。

2011年10月4日火曜日

Cirque du Soleil OVO!!

ふっと、


久々に芸術に触れる事が出来たと感じました。


Cirque du SoleilのOVOという公演(日本語だとシルクドソレイユっていうのかな)を、カナダのお姉ちゃん事、アコさんから誕生日プレゼントとしてご招待いただき、カルガリーへ見に行ってきました。昔小さい頃にサーカスに一度連れて行ってもらって、すごく興奮した記憶がありますが、今回のも素晴らしく、サーカスというよりかはアクロバテックな要素が入った演劇を見ているみたいで、一つの芸術のようでした。


自分の休日はよく雨が降り、この日もバンフは雨予報でしたが、カルガリーは晴れていて、素晴らしい秋空。まさにSoleil、太陽のサーカスにふさわしい一日となりました。



アコさん、本当にありがとうです!!

2011年9月26日月曜日

1st Round of Bow Valley Gear Swap!!

ふっと、


クローゼットに眠っているモノが光を浴びる瞬間があります。



本日、第一回のBow Valley Gear Swap(仮称)がバンフのワイルド・フラワー・カフェで行われました。試験的に行われた今日のこのイベントはパタゴニア・バンフ&その元従業員が提案&企画してくれました。日頃眠っているアウトドア・ウエア、道具を安価で売る事、または交換する事で、忘れられてしまった、あるいは、いずれ捨てられてしまうそれらの物の再利用を目指しています。

パタゴニアのCEOのイヴァン・シュナードもパタゴニアの商品を消費者に購入して頂くだけでなく、使わなくなった物を再利用してもらえる循環の構築を提唱してきました。現在、パタゴニア(USA)ではイー・ベイ(eBay)との提携によってそれを実現しました(詳しくはパタゴニアUSAのホームページを参照)。



今回の活動はパタゴニアの商品に限らず、アークテリクスなどの他ブランドから、スキー、スノーボード、アイスクライミング道具などが集まりました。告知が不十分だったこと、皆の値段設定が強気すぎた事(笑)、また初めての試みという事で、大盛況とは行かなかったですが、まずまずの客足で、nbもジャケット、フリース、カバンの計$100の売り上げを達成!本日のトップセールスを記録しました(笑)。







今後の課題は値段、広報、場所、運営方法ですが、この活動が広まっていき、地道な歩みによる、小さいですが循環型のコミュニティーが出来る事を願っています。今後の活動内容はこちらを見てください(Facebook Page)。また、nbのブログでも紹介していきたいと思っています。

2011年8月20日土曜日

カナディアンロッキー・最後の夏日・・・かなぁ

ふっと、


仕事に忙殺されると、忘れがちになります。



実は、今年のバンフ&カナディアンロッキーの8月はなかなか晴天に恵まれています。仕事中は室内にいるのでなかなかお天気を、外のちょっとした様子を感受することができません。なので、ついついこの幸せな事実を忘れてしまいがちです。

ちなみに、12時間前に見た天気予報は・・・



マークばっかり!!いつもなら、すぐに天気予報なんて変わってしまうのに、今の予報は・・・、


か、か、か、変わってなーい!!これはもはや、奇跡と言えるでしょう。それでもやはり、朝晩は冷え込みます。しかし、日中はお日様のおかげてポカポカ。今年と昨年の最高気温を比べてみると、


今年は、18日まで22℃以下の日は6日間。で、昨年の22℃以下の日は・・・


11日間ということで、今年の方が比較的暖かい日々を送れているようです。また、グラフから分かる通り、今年は昨年に比べ、日々の寒暖の差が比較的少ないようなので、この事もまた過ごし易く感じる一因なのかも知れません。

ただ、ここ数日はいきなり冷えたので、「もう俺の夏は終わった・・・」と高校球児のように涙を流していましたが、前述の通りもう少し暖かい日が続いてくれそうで嬉しい限りです。



もう少し、もう少しだけ、バンフ&カナディアンロッキーの夏日が続いてくれますように・・・。

2011年8月18日木曜日

積み重ねる事

ふっと、


振り返れば、過去が今に繋がっていると思う事があります。


今朝、仕事前の8時にバンフのRaven Cragにクライミングに行って来ました。自分のプロジェクトを完登しにいきましたが結果は、いつものようにアンカー直下の核心でフォール。なかなかこの娘はシブトク、口説き落とせません。


もう時間がないという焦り(ロッキーの季節上)

気温(2℃...)

起きてすぐにプロジェクト

数々の言い訳

そんな自分自身への幻滅

気持ちの揺れ

不毛なトライなのかという自問

なぜ今自分は挑戦し続けるのか

その答えはなかなか出てきません。

自分が信じるのは

「痛みや葛藤、迷いに耐えて出す一手の継続」

それが

まだ見ぬ日の完登という

自身への応えになるという事。




自問自答の日々、そしてその過程もまた楽しみたいものです。




2011年8月16日火曜日

レイクルイーズ VS ノブ・・・勝者は?

ふっと、


思い起こせば、前回訪れたのは2年も前になります。


夏の観光客で賑わうカナダの景勝地、レイクルイーズ。ここに一般の方の観光とはまた違った目的で訪れるのがクライマー達であります。

2年前初めて来た時は、当時想いをよせていた女の子と二人っきりでデート&クライミング!っとウキウキ気分で来ました。しかし、良いトコ見せてやろっという下心のせいか、全然登れず、散々な結果で帰ってきた、苦く、甘酸っぱい思い出の地。ということで、暫く自分の心の隅に放っとかれた場所となりました(笑)。

今回は、いつもお世話になっているカヨさん&マット君のお誘いにより、前回の敵討ち(?)ということで、いささか緊張しながら行きました。

結果からいくと、全く問題なく楽しく登れ(雨と雪が降ったりして、寒かったけど・・・)、なんだか拍子抜けしました。岩質が嫌だの、細かいホールドが苦手だのと勝手に思い込んで今まで逃げてきましたが、登れなかった最大の原因は完全なる下心のせいだった事が判明。

今まで君のせいにしていてごめんね、レイクルイーズさん。勝者も、敗者もなく、強いて言えば己の邪念に打ち克った者の勝利と言う事にでもなりますか。

ま、何はともあれ、素晴らしいクライミングを提供してくれる大自然に、いつも周りでnbを気にかけてくれる素晴らしい仲間の皆さんに感謝です。

ちなみに前日も、カナダのお姉ちゃんのアコさんと二人っきりで素晴らしいクライミング&お食事を共にさせてもらい、この週末は50時間を越える労働から心を癒してくれた素晴らしい2日間となりました。

Mystya 5.12bをさくさく登るMatt。
強し!
今や12aクライマーとしての貫禄すら
出てきたカヨさん。
カヨさんはLiquid Sky 5.11cを
がんがんトライ出来る様に
なったのですよねー。
ホントお強くなりました!!



みなさん本当にいつもありがとう!!

2011年8月11日木曜日

Patagoniaな8月

ふっと、


今自分が働いている環境に感謝せねばと感じます。


Patagonia Banffで働きはじめて、もうすぐで1年になります。自由に、自分の意志で働き、自分がこうした方が良いのではないかという事を素直に吸い上げてくれ、就業年数だけでなく能力を基に評価してくれる素晴らしい職場で働けています。

また、多少個性は強いですがw、素直で、働き者のスタッフと共に、信頼して働ける関係が築けている事も有難いです。そんなPatagonia Banffの8月の様子を写真と共にまた紹介したいと思います。

ボウ川にてスタッフ全員でラフティング。
マネージャー(店長)は
元ラフティングガイド。
パタゴニアには様々なバックグラウンドの
人々が集まります。
マネージャーとカスケイド山。渋いです。
川を下りながらフードゥーと呼ばれる浸食で出来た自然の造形物を
見る事が出来ます。
川からのランドル山の眺め。ランドルがいつもよりも壮大に観えます。
素晴らしい、マッターーーリとした夏の
一時を過ごす事が出来ました。
"Let My People Go Surfing"
(社員をサーフィンに行かせよう)
の精神が根付く、
Patagoniaならではのイベントでした。

8月の4日から夏のセールが始まりました。セールの始まる前から忙しかったですが、セールが始まってさらに忙しくなりました(当たり前かw)。ただ、より多くの方に多少なりとも購入しやすい値段で、すばらしい品質の物を使ってもらえる機会なので、なんだかこちらも嬉しい気持ちになります。

アシスタントマネージャーの一番の仕事はディスプレイ。
まだまだ勉強(&センス?)が足りない分野ではありますが、
日々試行錯誤して、しかし、楽しんでやっています。


我々のお店は、元々は本屋さんでした。
木をメインにしたお店だったので、
それを継続&活かして、
我々も木々のようにぬくもりのある、
そんな雰囲気を心がけています。
とまぁ、忙しい8月を皆で力を合わせて乗り切っている最中です。秋の香りをそろそろ感じはじめた今日この頃ですが、ロッキーの短い夏をパタゴニア・バンフ店の皆と共に和気あいあいと過ごしていきたいと思っていますし、またそんなアットホームで温もりのある雰囲気を来店される方々に感じて頂けたら嬉しいなぁと思っています。