2009年5月19日火曜日

エコツーリズム調査報告 その1

ふっと、

思えば、なかなか大変なレポートでした。


Mount Royal CollegeのEcotourism and Adventure Leadership学部にて、Foundation of Ecotourismというクラスがあり、そのクラスでエコツーリズムに関する論文の課題がありました。回答いただいた皆さんには大変お世話になりました。という事で、少し報告させてもらいます。

アンケート期間:2月後半~3月後半
アンケート内容:右記の通り
有効回答数:日本15名、メキシコ15名
考察:
3.あなたのお住まい、又は出身の都道府県は観光地と思われますか?
日本人の総回答数中60%がYesと答え、約30%はNoとの回答。この回答をメキシコ人による回答と比較すると、メキシコでは全ての人が観光地であると回答。この日本人の回答においてある傾向が。
Yesと答えた人とNoと答えた人の出身地について着目し、出身地を「都会」と「その他の地域」というカテゴリーに分けてみました。このカテゴリー分けについては、統計局の国内都道府県別総生産(GDP)の上位5を「都会」、6位以下を「その他の地域」としました。結果、右のグラフの通り、「都会」とされるグループの人々は観光地ではないと考える傾向が見られ、逆に「その他の地域」のグループはより観光地であるとの認識が強い傾向が見られました。

この結果については、次のことが考えられます:
  • 「都会」とされる地域では、より多様な産業、業種が確立されているため観光またのその産業にたいする認識が低い。逆に「その他の地域」では観光は時に大きな収入源となりうるため、その認識は高い。日本とメキシコというより大きなスケールの場合でも同じ事があてはまると考えられる。
  • 今回の調査において有効回答者の出身地域の若干の偏り、回答者数の少なさという点において改善の余地があり、更なる調査が必要とされる。
というようなことを、レポートにしました。次回はその他の質問項目について考察します。で、今回のレポートに限らずいつも感じることは・・・・



論文を書くってなんて非効率な作業なんだろってコト(笑)。


一つの文章書くのに数十の論文読んで、そのうちから参考文献になるのってほんの数本。あー、忍耐、忍耐。ただ、文章には表れない知識が、やがて次の論文に生かされていくのだと思う。っていうか、そうあって欲しいと切に願います(涙)。

参考:
Statistics Bureau. (2004) Todouhuken betuno kenminshotoku Year 2004. Retrieved March 25th 2009 from http://www.stat.go.jp/data/nihon/03.htm.




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