2007年8月31日金曜日




ふっと、
感じることがある。ごくたまにだけど。

Rock Climbing*1のことである。外岩で登る機会が増えた。今まで、ほぼIndoorの、温室育ちだったからなかなか分からなかったけど、

岩も生きているって事。

岩のみならず、自然界の呼吸みたいなものが存在するのだろう。たまに登っている最中、ふっと、暖かく包み込まれるような感覚になったりする。そんなときはいつも、たとえ地上20, 30mの高さであっても、不思議と恐怖心がなくなり、集中力が増し、登りきることができる。

確かに、5.12*2後半や、13台をそんな調子で登れないけど、Hard Routeを登れるか否かは、おそらく自分が岩に受け入れられるかどうか。心も、体も、余分なものを取り除いたとき、初めてちゃんとSynchroするのだろう。

なんかまるで、どこかの修験者みたいな境地。
Simplest & Purest

そんな不思議な世界観があるから、Climbingは面白い。





*1 Rock Climbing:一口でRock ClimbingといってもいろいろなCategoryがあり、以下のように分類される。


  • Sport Climbing:あらかじめBolt(Protection)が打ってあるところを登ること。

  • Traditional Climbing:自らProtectionを担いで、セットしながら登ること。

  • Free Solo Climbing:RopeやProtectionなしで、そのまま登ること。

  • Aid Climbing:Ladderなどの道具を使って、人工的に登ること。


*2 Climbingのグレードのこと。Yosemite Decimal Systemと呼ばれるもので、1~5までのClassがあり、Class 5をロープを必要とする登攀をさす。Class5もさらに1~15に分かれており、5.1~5.15と表示し、大まかに難易度をあらわすと、



  • 5.1~5.5:入門Level。垂直面を登らず、大きいホールドが中心。あまりこのレベルを登る人はいない(簡単すぎて)。

  • 5.6~5.9:初級Level。やや垂直、あるいは垂直面。比較的大きいホールドが中心。大体の人がここからスタート。

  • 5.10~5.11:中級Level。垂直、Overhangと呼ばれる覆いかぶさった面の登攀。ある程度のテクニックと身体能力を必要とする。

  • 5.12~5.13:上級Level。垂直から急激なOverhangの面。高度なテクニックと、高い身体能力が必要。

  • 5.14~5.15:プロLevel。垂直から急激なOverhangの面。ごく少数が登れるのみ。




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