ラベル エコツーリズム の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル エコツーリズム の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2010年2月15日月曜日

つい、脇道に・・・

ふっと、


気付けば今学期ももうすぐに終わってしまう、そんな気がしています。


今ちょうど一週間のお休みなので、この間に論文やら課題やらを終わらせちゃおうってことでやっています。で、いくつか書かなきゃいけない論文の一つのテーマとしてシニア世代の旅行者とエコツアー利用者の関係性について調べてます。まだ書き終えていないのだけど、アメリカの統計局の情報を元にしたデータにしたにちょっと面白いグラフがありました。1878年以降の世代別プロジェクションなんだけど、世代別の名前が興味深かったのでついアップしてしまいました。


最初の「The New Worlders」(1879~1890)生まれの世代は4人に一人は移民であったため、アメリカという「New World」を開拓した人々ということでそのような名前が。
1910年からの「Good Warriors」は第一次大戦、世界恐慌、その後の二次大戦を中心世代として生きぬいた事から別名「Greatest Generation」とも。
大戦世代後の人々は「Lucky Few」。そして、ご存知の通りの「Baby Boomers」世代と続きます。しかし、またLucky Fewとはすごい名前をつけたものだ・・・。
ちょうど、Nobuは1983年生まれなので「New Boomers」のカテゴリーに入ります。あぁ、でもなんかその前の「Generation X」ってのがカッコいいからそこにギリ入りたかったなぁぁぁ。

って、何の勉強してんだか・・・。ちゃんとリサーチに専念しまーす。

参考:
Carlson, Elwood. (2009). Population Bulletin - 20th Century U.S. Generations - [Brochure]. Corbls Cooporation. DC. pp. 64.

2009年6月11日木曜日

エコツーリズム調査報告その2

ふっと、

気がつけば、意外と知られていない事もあるみたいです。


前に報告したエコツーリズムについての調査に続き、今回も少し気になった部分について報告します。質問の最後の項目で「旅行業もしくは観光業と、エコツアーについての違いは何かと思われますか?(ご存知の範囲、推測でも結構ですのでお答え下さい)」というものがありました。この項目について考察します。

この質問に対する回答について:
旅行業に対する考えとエコツアーに対する考えの違いについてさまざまな意見がみられました。右上段のグラフは観光業について、下段はエコツアーについてのイメージや、エコツアーとは何かについてをいくつかのカテゴリーに分けたものです。
観光業についてはダントツで
  • Profitability(利益主義)
  • Use of pre-existing feature(テーマパークなど、人為的に作られた環境)
  • Passive experience(受動的な体験)
といった考え、イメージがあるようです。
エコツアーでは、多様な意見がみられますがその中でも
  • Natural conservation(環境保護)
  • Low impact travel(環境に優しい旅行)
  • More responsibility(より大きな責任)
  • More active, hands on(よりアクティブ、直接体験、体験のユニークさ等)
  • Nature based(自然の環境下で)
といった意見が多く、やはり「エコ」が示すように自然に関わりのあるツアーであるとの認識がされているようです。しかし、多くの回答者が推測、イメージで回答しており、しっかりとした定義が認識されておらず、一般的に浸透しているとは言い難いのが現状のようです。

それでは、エコツーリズムとはいったいどんな風に定義されているのか見てみましょう。80年代後半からエコツアーの必要性は議論され、90年代前半にいくつかしっかりとした定義が見られ始めました。1993年にCeballos-Lascurainにより、「*1エコツーリズムとは環境を考慮しつつ、手つかずの自然や過去から現在に至るいかなる文化の形態を、楽しみ、学び、認識し、(その体験により)環境保護を促進し、旅行者による影響を最小限にし、且つその地域住民の社会的、経済的参画をもたらすもの」(Ceballos-Lascurain 1993) と提言し、その3年前の1990年には現在のThe International Ecotourism Society(TIES)が設立されたりしています。そのTIESによるエコツーリズムの理念としては、
  • Minimize impact.(影響の最小限化)
  • Build environmental and cultural awareness and respect.(自然環境、文化への認識、畏敬の念の確立)
  • Provide positive experiences for both visitors and hosts.(旅行者また受け入れる側、双方へのより良い経験の供給)
  • Provide direct financial benefits for conservation.(自然保護への直接的な金銭供給)
  • Provide financial benefits and empowerment for local people.(地域住民への経済、労働機会の供給)
  • Raise sensitivity to host countries' political, environmental, and social climate.(受け入れ国の政治、環境、社会情勢に対する訪問者の配慮の向上)          (TIES 1990-2009)
を挙げています。これらの事を総括すると、エコツアーは自然環境のみならず、文化、経済そして社会、これら全てを同等に配慮した「旅」の形態と言えます。エコ、エコと自然保護が大前提で地元住民の経済状況を無視したプログラムなどはこのエコツアーの定義からは外れ、またその逆の経済効果偏重のプログラムもまた除外されます。しかし現実はさまざまなプログラムが「エコツアー」の名を借りて行われているようです。
今回のアンケートの回答の一つをここで紹介させてもらいますが、

「(エコツアーの共通認識の不十分による)状況で、言葉の持つよいイメージだけを借りた質の低いツアーが提供されるような事態が万が一続くと、旅行者の信頼を損ね、いずれはエコツアー全般が一過性のブームで終わる結果になってしまう危険性があるのではないかと危惧しています」

との指摘がありました。まさにその通りだと思います。認識度の低い現状況では、選ぶ側一人ひとりの予備知識が責任あるプログラム、また、エコツーリズムの共通認識を創り上げていくものであり、Nobu自身もまた、しっかりとした、正しい情報を多くの人と共有する責任を感じています。

参考文献:Ceballos-Lascurain (1993). Definitions and Principles of Ecotourism. Retrieved from Mount Royal College ETOL 2401 Blackboard Web Site: http://courseware.mymrc.ca/webapps/portal/frameset.jsp?tab_id=_2_1&url=%2fwebapps%2fblackboard%2fexecute%2flauncher%3ftype%3dCourse%26id%3d_70817_1%26url%3d.

TIES (1990-2009). What's Ecotourism?. Retrieved June 10th 2009 from http://www.ecotourism.org/site/c.orLQKXPCLmF/b.4835303/k.C64B/What_is_Ecotourism.htm.

*1 原文: Ecotourism is environmentally responsible travel and visitation to relatively undisturbed natural areas, in order to enjoy, study and appreciate nature (an any accompanying cultural features – both past and present), that promotes conservation, has low visitor impact, and provides for beneficially active socio- economic involvement of local populations.

2009年5月19日火曜日

エコツーリズム調査報告 その1

ふっと、

思えば、なかなか大変なレポートでした。


Mount Royal CollegeのEcotourism and Adventure Leadership学部にて、Foundation of Ecotourismというクラスがあり、そのクラスでエコツーリズムに関する論文の課題がありました。回答いただいた皆さんには大変お世話になりました。という事で、少し報告させてもらいます。

アンケート期間:2月後半~3月後半
アンケート内容:右記の通り
有効回答数:日本15名、メキシコ15名
考察:
3.あなたのお住まい、又は出身の都道府県は観光地と思われますか?
日本人の総回答数中60%がYesと答え、約30%はNoとの回答。この回答をメキシコ人による回答と比較すると、メキシコでは全ての人が観光地であると回答。この日本人の回答においてある傾向が。
Yesと答えた人とNoと答えた人の出身地について着目し、出身地を「都会」と「その他の地域」というカテゴリーに分けてみました。このカテゴリー分けについては、統計局の国内都道府県別総生産(GDP)の上位5を「都会」、6位以下を「その他の地域」としました。結果、右のグラフの通り、「都会」とされるグループの人々は観光地ではないと考える傾向が見られ、逆に「その他の地域」のグループはより観光地であるとの認識が強い傾向が見られました。

この結果については、次のことが考えられます:
  • 「都会」とされる地域では、より多様な産業、業種が確立されているため観光またのその産業にたいする認識が低い。逆に「その他の地域」では観光は時に大きな収入源となりうるため、その認識は高い。日本とメキシコというより大きなスケールの場合でも同じ事があてはまると考えられる。
  • 今回の調査において有効回答者の出身地域の若干の偏り、回答者数の少なさという点において改善の余地があり、更なる調査が必要とされる。
というようなことを、レポートにしました。次回はその他の質問項目について考察します。で、今回のレポートに限らずいつも感じることは・・・・



論文を書くってなんて非効率な作業なんだろってコト(笑)。


一つの文章書くのに数十の論文読んで、そのうちから参考文献になるのってほんの数本。あー、忍耐、忍耐。ただ、文章には表れない知識が、やがて次の論文に生かされていくのだと思う。っていうか、そうあって欲しいと切に願います(涙)。

参考:
Statistics Bureau. (2004) Todouhuken betuno kenminshotoku Year 2004. Retrieved March 25th 2009 from http://www.stat.go.jp/data/nihon/03.htm.