2010年3月20日土曜日

Boulderの旅 ~三日目&最終日~

ふっと、


気付けば、旅からもう一週間が経とうとしています。


帰ってきてからずっと怒涛の日々が続いていますが、今日はお部屋の掃除してお香を焚いて気分一新して過ごしています。そんなこんな感じですが、一週間前の今日はというと・・・

3月13日

9:00 am
ダウンタウンへ。やるべき事はやったので、暇人に・・・なった訳ではないです。昨日と同じ本屋に行って、論文を書きに。

12:00 pm
流石に集中力が切れたので、ダウンタウンをちょっとブラブラ。中心部には、アウトドアの街ということでパタゴニアやプラナといったクライミングに関連したお店がある。また、全然アウトドアとは関係ないけど、なんかすごく気に入った豚がいたり。なかなかいい感じの年季の入りよう・・・。

2:00 pm
お茶屋さん発見!きれいな内装の店内には豊富な種類のお茶が並んでいる。また、店員さんが中国茶のデモンストレーションしてくれ、それを頂けたり、無料のライブがあったりする楽しいお店。試飲したMilkyなウーロン茶をお土産に買う。

3:30 pm
チャリを返しに行く。二日間のレンタルで借りてしまったので$30かかっちゃったけど、24時間のレンタルにすればもっと安く借りれるから、もし皆さん借りる機会があったら参考にしてみて下さいまし。

5:00 pm
帰宅。なんか疲れちゃって、椅子に座ったまま2時間ほど寝てしまった・・・。

7:00 pm
腹が鳴って起きる。って、一日過ごしてコーヒー一杯、クロワッサン一個、お茶一杯じゃ、腹減るの当然か。って事で外に食べに行く。Hostelの近くは学生街みたいになってて活気に溢れていて、いろんなお店がある。最後の夜という事で、日本食屋さんに入ってみる。
カナダとどっちが美味しいかなーってワクワクしてたんだけど、全体評価として最悪だった。巻き寿司のすべての米に芯が残ってて、ネタも昨日の残りを簡易な冷蔵で保管してましたみたいな感じでかなり凹む。でも、一生懸命作ってくれたし、食べれるだけ幸せと思い、ありがたく頂いたんだけど、最後の最後にちよっと、ごたごたがあり、我慢してたんだけど、店のマネージャーみたいな奴の態度が最悪だったので、なんかブルーな気持ちの最終夜になってしまった・・・。

8:30 pm
帰宅。なんか腹が痛い・・・。食中りってことは無いだろうけど、ブルーなままでこの日を終えてしまった・・・。自分残念!


3月14日

8:30 am
起床。今にも雨降りそうな、さむーい一日の始まり。10時チェックアウトなので、部屋片付けて、荷物整理して、余裕もって出る。帰りのシャトルは4:30 pmにダウンタウンのホテル前に来るのでそれまで、またまた本屋さんに。

9:00 am
と、その前にシャトルの来るホテルに荷物を預けさせてもらいに行く。かなり立派なホテルで躊躇したが、ダメもとで聞いてみたら快く預かってくれることに。

9:30 am
本屋さん到着と共に雪混じりの雨が降り出す。マジ助かったわ。で、買った本をひたすら読む。窓から外を見るとまだしとしと雨が降っているので、また本に眼を落とす。
本はEcocity、環境に優しい街づくりについて考える内容。自分のこれからの将来の道筋として、今まで経験&学んできたことを生かしつつ、この分野に入っていこうって決心できたのが今回の旅の最大の収穫だった。こうして、この本に巡り会えたのもやっぱりBoulderに来れたからで、人との出会いと同じように本との出会いも貴重だなって思う。ちなみに今回買った本は・・・

+ ecocities ~Rebuilding Cities in Balance with Nature~ Richard Register
+ Cool Cuisine ~Taking the Bite Out of Global Warming~ Laura Stec and Eugene Cordero
+ Natural Capitalism ~Creating The Next Industrial Revolution~ Paul Hawken, Amory Lovins and L. Hunter Lovins

まだ読みきっていないけど、どの本もすばらしい。お奨めばかりなので是非皆さんも見かける機会があったらページをめくってみて下さい。

2:00 pm
あまりにも本屋に粘りすぎたかと思いつつ、昨日のお茶屋へ。というのも中国の楽器によるライブがあると聞いていたので、喫茶+音楽聴きに。店内で円盤型のお茶を見て、先学期、教授の家に御呼ばれしたときに飲んだお茶と同じ事に気付く。後から知ったのだけど、その円盤型のお茶がプーアル茶だった。そのプーアル茶と、音楽でマッタリ良い時間を過ごせた。

4:00 pm
シャトルが来るホテルへ。宿泊客でもない、ましてかなりみすぼらしい格好の男にすら優しく、親切に対応してくれ、最後の最後ですごく暖かい気持ちになれた。出発まで豪華で、しかし落ち着いたロビーで待たせてくれて、ホント感謝。

4:30 pm
ポーターに多めにチップを渡して感謝の気持ちと共にBoulderの街にバイバイ。

5:30 pm
空港到着。帰りはデンバーからカルガリーへ一本で行くのですごく楽。9時のフライトまで余裕があるからブラブラしようかとも思ったのだけど、なんか早めにゲートくぐっていた方が良いような気がしてたのですぐにチェックイン。コレがナイス判断だったとすぐ気付く。
というのも、U.S.のゲートくぐるまで2時間半もかかった。並んでぞろぞろ歩いていると自分の周りでは、フライト間に合わなくて泣きながら歩いているお姉ちゃん、諦めて苦笑いしているおじさんなど沢山いた。
マジでこんなにかかると思わなかったので、ビックリしたのと同時に、ホントラッキーな判断だった。

9:00 pm
搭乗。カルガリーには11:30 pm頃着くので、行きの時からの機内食への想いは消滅。でも、寒かったから、温かい飲み物もらおうって思っていたのだけど、ドリンク配布のアナウンスで「ご搭乗機には温かい飲み物を提供できる設備が無いので、コーヒー、お茶などはございません」とのこと。ブランケットの配布もなくなったし、マジ不況のあおり食らいまくっているなぁとつくづく思う。仕方ないのでジャケットに身をくるんで、虚ろになりながらカルガリーへと飛んでいく。

11:30 pm
帰国。自分の生まれた国ではないけど、やっぱり住めば都、帰ってきたなぁーって実感がわく。入国ゲートくぐるとき更新したビザをパスポートに張り忘れたことに気付く・・・。焦ったけど、もうどうしようもないと思い、開き直って「忘れちゃったわ」って笑顔で言ったら別部屋で何とかしてくれた。「次はちゃんともってこないと、紙代また払うことになるからね」って言われただけですんだのでよかったぁ。

12:30 am
ゲート抜けて、もう深夜まわっちゃって、今晩は空港のベンチで寝ようって思っていたら・・・・・・・・

大学の友人が迎えに来てくれてた!!!!!!!!!

しかも、連絡取れなかったので彼が自身でフライト番号と出発地を調べて、待っててくれた!!!!!!!!!

もう、マジで感動してしまった。ここまで気が行き届く人物はホント国籍問わず珍しいし、まして、カナダ人でなんて皆無に近いのに・・・。ほんと感動してしまった。ここ数年、彼とはいろいろ深い話とかしてきて、お母さん、お父さんにもすごく良くしてもらってきて、大切な友達ではあったけど、今回の件は、大げさかもしれないけど自分の中で一生心に残る出来事になった。Andrew本当にありがとう。


以上で旅日記は終了。いろいろ上手くいかずに、率直に言えば多少の傷心で帰国したnbだったのだけど、やっぱり旅で気付くこと、経験すること、そして人の優しさに感謝することとかあって、総じて言えば本当にすばらしい4日間で、特に、最後の最後で、身近な友人の存在に気付けたことは、最大の喜びになりました。あー、旅ってすばらしいですね。

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