2011年6月29日水曜日

るーとせってぃんぐ@Mount Royal University (MRU)

ふっと、


思えば、ここMRUで育ったんだなぁと感じます。


月曜からの4日間、我が古巣、カルガリーのマウントロイヤル大学(MRU)でルートセッティングをしています。壁の塗装を替え、補修をしたのでルートが一つもない状態です。来週からクライミングの講習があるので、それまでに早急にセットをしなければならないので、ヘルプに来ています。

久々の古巣の壁には懐かしさを感じます。また、まっさらの壁なので、想像力が刺激され、まるで真っ白な画板に描くようなアーティスティクなモノも感じます。基本的には子供用のルートから初級者用のルートを創っています。初級者用を中心につくりたいなぁと思うのは多くの人に楽しんでもらいたいから。ただ、第2日の今日(火曜日)から、一本だけ皆のプロジェクトになるようなルートを創っています。初級者から上級者まで、皆が楽しく登れるそんな壁になると嬉しく思いますし、またそれがMRUの壁の良い所なので、その良さを引き継いでいってもらいたいと思っています。

最近は本職のパタゴニアのお仕事が忙しいですが、ルートセッターとしての情熱も失われるどころか、さらに熱くなっているので、更なる勉強をしてゆきたいと思っています。

ちなみに、このブログをお読みの方で(いつもありがとうございます)、セッティングに興味がある、やっている、又は純粋に自分のクライミングを上達させたいという方がいたら、このブログ (Route Crafter)の一読をお薦めします。

セッターとして知っておくと良い事、必要な事、また一人のクライマーとして一つ一つのムーブの解釈をする事などなど、役に立つ情報が沢山載っています。参考にどうぞ。

木曜日にはセッティングも終了。一つ一つのルート、一瞬一瞬を大切に過ごしていきたいものです。

HAPPY SETING, CLIMBING,
AND...
HAVE A GREAT LIFE!!

2011年6月12日日曜日

Tunnel Mountain Climbing

ふっと、


した一瞬に魅せられる事があります。


バンフのローカルの岩場、Tunnel Mountainにまた行ってきました。やっぱり家から2,30分でいけるのは良いもんです。


今回は女性陣3人(タクコ,ユカさん,ハナさん)にお邪魔しまして,登りもそうですが、写真を楽しみに行ってきました。お天気にも恵まれたので、最初に登らせてもらい,上から写真を撮らせてもらいました。以下は,隣で登っていたおじさんも含めた,皆さんの勇姿ですw。
一緒には登ってないけどね。
激写しておきました。
11aの核心部でも
安定した登りを見せたユカさん。
初めて間もないのに
もう11aをトライ出来るまで成長したタクコ。
Fifth Business(11a)を
見事完登するハナさん。
スラブの核心

足を置くトコが・・・
無い・・・
核心を越え歓喜のクリッピング!
皆さん素晴らしい登りを見せてくれました。カメラのビューファインダーという小枠の世界の中でも,十分魅せられた自分がいました。以前は写真を撮る事に興味はなかったのですが,クライマーの真剣な眼差しや、美しい動きの一瞬をおさめる事が今はとても楽しく感じます。今年はもっと写真をがんばろうっと思います。という事で出張写真サービスいたします(クライマー限定w)。


ま、そのような感じで・・・


垂直の世界は

「厳しくもあり、

また美しいものである」と、

再認識した一日でした。

2011年6月8日水曜日

最近のクライミング

ふっと、


一息つけたので、久々にクライミングに行きました。


まず始めは、先月末にRundle Rock(Banff)にマットとタクコと三人でボルダリング。場所は、バンフの町からRundle山の麓にあるエリアへ車で5分。駐車場からは歩いて15秒。何とも、贅沢なアプローチです。
Town of Banff and Rundle Rock Bouldering Area
©Google
天気はよかったのだけど、朝方はまだまだ冷え込んで最初のうちは指の感覚がなかったですが、体が温まるにつれ慣れました。ボルダリングの難しさはV0〜V1か2位の課題が何本かあります。クライミング初めての方には楽しめるエリアだと思います。ただし、近くのゴルフコースから沸き上がってくるデッカイ蚊には悩まされます・・・。




それからこの前の日曜日はRaven Crag(Banff)にアベさんと行ってきました。こちらもバンフの町中からアクセス可能で、車で5分。駐車場から、山道を歩いて45分です。暫く歩きますが、バンフの町が一望出来たり、ボージョー山などが見れたりして良い事もあるし、しんどいけど痩せられるとも思って頑張りましたw。
Town of Banff and Raven Crag
©Google
ここはルートのエリアで、11d〜13bまであります。冬の間、ずーとこのエリアに夏の間通い続けようと思っていたので一先ずの夢は叶いました。アベさんありがとう!
が、しかし、アップで11d、そのエクステンションの13aをやっていたので、すぐパンプしてしまい、あんなに夢見ていたのに、3回ワークして登ったら、体が終わってしまいましたw。2ヶ月のブランクを激しく感じましたが、凹む事はなく、「ま、また一から持久力&パワーを付けて頑張ろう」と目標が出来たので良かったです。ちなみに壁はnbの好きなうすかぶりで、テクニカルなルートの印象を受けました。カヨさん、マサさん、カオルさん、良い12aありますよー。北向きの斜面なので、涼しい(寒いかも?)ので、夏の暑い日には良いかもしれませんし、何よりルートがかなり面白いです(一本しか触ってないけどw)。
白と黒のラインが美しいエリア
なかなかのカブリです。Techieなルートはやっぱり面白い!

さぁ、夏ももうすぐそこ!




と思いきや、




バンフはまだまだ雨の日が続きそうです。




チーン・・・。

2011年5月25日水曜日

散歩

ふっと、


気晴らしに散歩に出かけました。


この看板が目印!
かわいいフクロウだなぁw。
©Owl St. Kitchen
実際は自転車を使ったので、散歩ならぬ、散車ってところかもしれません。お天気の方は全くすぐれないバンフですが、しばらくの間だけ雨が降らなかったので、町外れにある「Owl St. Kitchen」に行きました。バンフのメインストリート沿いにあるお店と比べて、良心的な値段です。ちなみに、ここのお店のスコーンはパサパサしていなくて、バンフで一番美味しいと思います(Facebook Page)。また、Bison Meat Loaf Hot Sandwichはそこらのバーガー屋さんよりおいしいです。

その後の帰り道、なかなか渋いバスが修理されている最中だったので、整備士さんに頼んで写真を撮らせてもらいました。






1953年から、走り続けてるから、58才。鉄板を打ち付けてあるだけの車体ですが、不思議とそれも一つのデザインのように感じます。古いが故に良く見えるのではなく、古き良き時代のCraftsmanshipが滲み出ているから良く見えるのかもしれません。


「大事にお手入れしてあげないとね」と言って、微笑んだ整備士さんの横顔も印象的でした。

2011年5月23日月曜日

冬から梅雨へ


ふっと、


気づけば、カナディアン・ロッキーの梅雨の季節がやってきました。


雨の日が多くなって外にいけなくなったのと、お仕事の方が一段落したのとで、ようやくブログを更新出来ました。ということで、今まで溜まりに溜った1月(冬)からの報告をしたいと思います。写真で報告しますが、長いので、気が向いた時に読んでください。


「キューバより帰国」

キューバへのクライミング・トリップから帰ってきました。現地を経ったときは+25℃でカナダに帰って来たら−25℃で実に温度差±50℃・・・。死ぬかと思いましたし、実際その後3週間は頭も体もフワフワしていて、いつお声がかかってもおかしくなかったです。
キューバのクライミング&旅の情報はこちら(Room 513英語サイト)で説明していますので、ここ日本語サイトでは写真で振り返ってみたいと思います。

Cuban Climbing Community Donation Project

今回キューバへ旅をするにあたり、このプロジェクトを立ち上げました。カナダはロッキーの地元の皆さんの協力で、クライミング用品と日用品をキューバ在住のクライマーへと届ける事が出来ました。本当にありがとうございます。左記は英文の報告となっていますが、一読いただければ幸いです。キューバはご存知の通り、米国との国交が断絶状態でクライミング用品が不足しています。今後はボルトやハンガー等、新しいエリアの開拓に必要な物が求められています。

 朝霧とViñalesの村 ©Yarobys García
クライミングはViñalesと言う小さな村が主なエリアになっています。村の周辺には大小27のセクターがあり、5.5から5.14までのスポーツ・クライミングが楽しめます。


キューバを代表するルート「The Wasp Factory 5.12c」 
巨大なstalactite(鍾乳石)が目を引く、キューバを代表するエリア&ルートが点在。テクニカルな登りが好きな方には、ムーブ自体は大味な感じだと思います。しかし、北米クライミングで育った方にはすごく新鮮な登りを感じるでしょう。


 
エリアで一番の好ルート「¡Hay Papito! (5.13b)」 ©Lev Pinter
ムーブの質(特に核心部)が、他のルートとは違ってパワフル&テクニカルなルートです。中間点のレストがなければ今まで登ったルートの中でも上位に位置するのになぁ。残念。あ、ヒロさん、ようやく8aの仲間入りを果たしました。賭けから3年もかかっちゃったw。


トポにはない非公開エリア(5.12d−5.14c) ©Yarobys García
まだまだ開拓のポテンシャルが沢山のViñales。写真は、まだ5本しか開拓されていない岩場。この傾斜最高!

クライミング以外でも心に残る景色が沢山ありました。ViñalesだけでなくHavanaにも滞在しました。Havanaは様々な意味で「光と陰」がすごく印象に残りました。

 アメリカのクラッシックな乗用車が普通に走ってます。

真っ白な砂と珊瑚の海

Havanaは・・・

陰影に富んだ街だったり・・・

か、と思えば鮮やかな色彩が目に飛び込んで来ます。

急激な経済の変化の陰で失われていく空間もあり・・・

人々はその中で自らの居場所を造り出しています。
声には出ない彼らの未来への不安が、
無気力な切なさと共に伝わってくる、
そんな気がしました。


「Tunnel Mountainでの初外岩」

長ーい、長ーいロッキーの冬が終わり、初めての外岩。バンフに移り住んでから初めて、この辺りの岩場に行きました。場所はTunnel MountainのBlack Bandと言うセクターで、5.8から5.11aまであります。

 なかなかのテクニカル&バランスィな好ルート
「Welcome to The Jungle 5.10a」
日当りが良いのと、家から歩いて20分と言う激近のエリアなので、今後も仕事前や、後に行っても良さそうです。今年初めてのロッキーでの外岩と言う事で、体がしっくりこなかったり、シューズを右2足分だけ持って来てしまったりしましたが、シーズン始めに気を引き締めなさいという良い勉強になりました。

OHって書いてあるw(↑要クリック)
って落ちたらシャレにならん。
気を引き締めねば・・・。


梅雨
「Grassi Lakesでの登り」

梅雨と書いてあるのにお天気の中の写真ですw。しかし、実際は一瞬の晴れ間で、あとは曇りのち雨のち雪でした。まだまだロッキーは寒いです。
Black Bandでの登りから軽く一ヶ月以上経っていて、どこまで登れるか分からん状態で、実際全く歯が立ちませんでした。しかし、やはり外岩は気持ちよく、モチベーションをあげてくれます。
 No Tickee No Laundry 5.12b
オンサイトを試みるも失敗。一回目のトライで完全にガス欠になってしまいました。結局この日に完登ならず・・・。うーん、だいぶ弱ってます。


「名前忘れてしまった5.12c」を登るMatt
辛めグレードの「Blood of Eden 5.12a」を登るかよさん
最後にかよさんと一緒にBlood of Edenをやらせてもらったけど、全然ダメだったぁ。あれは、完全体でもオンサイトは無理だろうと思わされるルートでした。体感は12b/cかなぁ。かよさん、今度一緒に頑張りましょう!!


先日
「パタゴニア・バンフ店にてスライドショー」

ここ一ヶ月かけて準備をしてきたキューバのスライドショーをパタゴニアのお店で行いました。きちんとしたプレゼンではなく、カジュアルな感じで、お客さんが気が向いたら自分にいろいろ質問してもらう形式で進む予定でしたが、質問での掛け合いより、普通のプレゼンを期待して来られた方が多かったように見受けられました。今後の課題として、考えていきたいと思いますが、何はともあれ、Donation Projectの報告、旅の様子を少しでも伝えられ、無事終わった事にほっとしています。

スライドショーの様子

また、今回、スライドショーと平行して東日本大震災により被害を受けた方々への募金活動を行い、それにあたりパタゴニア日本支社の皆さんの活動を英語に翻訳して報告しました。さらに、活動時におさめられ、現地の様子を知る上で貴重な写真を頂き、それもまたスライドにして紹介しました。詳しい活動内容はThe Cleanest Lineで報告されています。震災から2ヶ月以上経ちますが、未だ多くの方が苦しんでいる事実は、遠く離れたカナダにいても自分の心に影を落とします。

震災の活動報告のブース

そのような中で、自分が出来る事とはなにかいつも自問自答してこの2ヶ月を過ごしてきたので、微々たる力ではあるけどこうしてアクションを起こせた事に感謝しています。本当に多くの方からのサポートがありました。重ね重ねありがとうございました。


と、いう訳で、ようやく一息つけそうです。今後は、仕事の事、クライミングの事、自分のスキルアップの事へまたチャレンジして忙しくしていきたいと思います。ま、まずは一息つきに行きたいと思っています。ドコいこうかなぁー。